5月に買った本

  • 09may 虚無への供物/中村英夫
  • 14may ホーキング宇宙を語る/スティーブン・W・ホーキング
  • 19may 失敗の本質/5人くらいの連作
  • 28may 鬼流殺生祭/貫井徳郎

虚無への供物。四大ミステリということで読んでみた。アンチミステリの傑作だか先駆けだかいうお話。読後、アンチミステリという言葉の意味がなんとなく理解できたような気がする。
ホーキングの本は、たまには理系っぽい本でも読もうかと買ったもの。ごめんなさい難しかったです理系失格ですか。
「失敗の本質」は第二次大戦での日本の敗北を、日本軍という組織の特性から論じたもの。だったと思う。なかなか面白かった。同時に、こんな組織の下じゃ働きたくないな、と切に思った。
そして問題の「鬼流殺生祭」。敢えて言おう!カスであると!ってヤツですよ。はっきりいって京極堂シリーズの劣化コピー。そこに史実の人物との無意味な絡みとそれに関する作註が挿入されるサマは読んでて痛々しくなる程。