読書感想文

kikaiko2004-05-27

そうそう、最近司馬遼太郎の「坂の上の雲」を読んでいます。
日露戦争がメインの作品なんですが、維新後わずか30年そこそこの即席新興文明国の分際で世界に冠たる大ロシア帝国と戦争かますハメになった当時の日本首脳陣の苦悩を思うとなんともいえない気持ちになります。未納系議員の人たちも当時の政治家の7割くらいは頑張って欲しいです。
あと、この作品の中でかなりのスペースを割いているエピソードに旅順というところにある要塞での攻防戦があります。この要塞に於いて、無能な参謀のために文字通り山ほどの兵隊が無駄死にするんですが、ここ数年、というか未だかつて本を読んでいてこれほど登場人物の無能に苛立ったことはありませんでした。
それだけにその後天才作戦家と呼ばれるスゴイ人がやってきてわずか一日二日のうちに戦況を大逆転させて相手の降伏を引き出す場面ではなんとも胸のすく思いでした。
ん、なんか小学生の読書感想文みたいだ。